現場で感じた不便を、Webサービスの形に。
接客や小売の現場で働くなかで感じた、「毎回いくつものサイトを調べる」「必要な外国語がすぐに出てこない」といった不便。
そんな現場の小さな負担を減らすために、AIやWeb技術を活用したプロトタイプを制作しています。
ここでは、企画、情報設計、画面構成、コンテンツ作成、AIを活用した実装まで、自分で考えて形にした制作物をご紹介します。
※掲載している作品は、特定企業の内部情報や実際の業務データを使用したものではありません。現場経験から得た一般的な課題をもとに制作した自主プロジェクトです。
制作したもの
福岡イベント案内
福岡市のイベントを、条件からすばやく検索
福岡市内で開催されるイベントを、キーワード、日付、エリア、カテゴリから探せるWebサイトです。
イベント情報は、自治体、施設、主催者など複数のWebサイトに分かれて掲載されています。
小売の現場では、周辺イベントが来店客数や商品の売れ方に影響することがありますが、必要な情報を毎回探して整理するには時間がかかります。
この情報収集を分かりやすく、簡単にできないかと考え、プロトタイプを制作しました。
主な機能
- イベント名や会場、キーワードによる検索
- 日付による絞り込み
- エリアによる絞り込み
- カテゴリによる絞り込み
- 検索結果件数の表示
- お気に入り登録
- スマートフォン表示への対応
工夫した点
検索方法が最初の画面で分かることと、情報量が多くてもイベントを比較しやすいことを意識しました。
福岡の海や明るい街の雰囲気を感じられる配色を採用し、スマートフォンでも操作しやすい画面にしています。
今後の構想
現在はイベントを探すための検索サイトですが、将来的には小売店の仕入れ判断を支援するサービスへの発展を考えています。
イベント情報に、次のような情報を組み合わせる構想です。
- イベントの規模
- 想定される来場者層
- 店舗や交通拠点への影響
- 天候や交通情報
- 需要が増えそうな商品カテゴリ
- 在庫を確認するタイミング
- POSデータを利用した販売傾向
「どんなイベントがあるか」を調べるだけでなく、「いつ、どの商品を確認すべきか」まで判断できる仕入れ支援ツールを目指しています。
現在の状態
現在は、サンプルのイベント情報を使用したコンセプト版です。
イベント情報の自動取得、実店舗のデータとの連携、需要予測などは今後の検討項目です。
実際の検索画面は、以下のデモサイトからお試しいただけます。
※現在はサンプルのイベント情報を使用したコンセプト版です。実際のお出かけや仕入れ判断に利用する場合は、主催者が発表する最新情報をご確認ください。
多言語接客サポート
接客で必要な外国語を、必要な瞬間に
会計、商品案内、免税、品切れ、返品、道案内など、小売店の接客で使用するフレーズを多言語で確認できるWebサイトです。
外国語での接客では、翻訳アプリを開いて文章を入力したり、表示された翻訳が接客に適した丁寧な表現になっているか確認したりする必要があります。
外国語に不慣れなスタッフでも、必要な表現をすぐに見つけ、お客様へ分かりやすく伝えられる環境を作りたいと考えました。
想定している機能
- 日本語による接客フレーズ検索
- 接客場面ごとの分類
- 英語・韓国語・中国語などへの対応
- 発音や読み方の表示
- 音声再生
- お客様へ見せるための拡大表示
- よく使うフレーズのお気に入り登録
工夫した点
正確に翻訳するだけでなく、実際の接客中に迷わず使えることを重視しています。
スタッフが確認する画面と、お客様へ直接見せる画面を分けることで、短時間でも意思疎通しやすい設計を目指しています。
今後の構想
- 店舗独自の接客フレーズ登録
- 商品情報に合わせた案内文の作成
- 免税や返品規定に合わせた表現管理
- 店舗・施設ごとの用語集
- インターネットが不安定な場所での利用
- 新人スタッフ向けの研修機能
- 管理者による翻訳内容の確認・承認
単なる翻訳サイトではなく、店舗ごとの接客品質を支える業務ツールへの発展を考えています。
制作環境・使用ツール
- Google AI Studio:プロトタイプの作成、機能実装の支援
- Gemini:接客フレーズや多言語表現の検討
- Webブラウザで利用できるレスポンシブ画面の設計
- 接客場面を想定した情報分類・画面構成
Google AI Studioを活用して試作しましたが、接客場面の整理、必要な機能の選定、画面構成、掲載内容の検討は自身で行っています。
現在の状態
現在は、接客現場での利用方法を検討するためのプロトタイプです。
実際の店舗で使用する際には、翻訳内容や店舗ごとのルールについて、専門家や管理者による確認が必要です。
2つの作品に共通するテーマ
「毎回調べる」と「言葉が伝わらない」を減らす
福岡イベント案内と多言語接客サポートは、異なるサービスに見えます。
しかし、どちらも接客・小売の現場で繰り返し発生する情報確認の負担を減らすことを目的としています。
- 必要な情報が複数の場所に分かれている
- 忙しいときに情報を探す余裕がない
- 経験のある人に判断が集中する
- 担当者によって対応方法が異なる
- 情報は存在していても、現場で使いやすい形になっていない
こうした課題を整理し、迷わず使える画面と情報へ変換することが、私の制作に共通するテーマです。
制作で取り組んでいること
- 現場経験をもとにした課題の整理
- Webサービスの企画
- 必要な機能の選定
- 情報設計・画面構成
- スマートフォンを考慮した設計
- コンテンツの作成
- AIを活用した試作と実装
- 公開後のサービス展開の検討
完成した画面を作ることだけでなく、「誰の、どんな負担を、どう減らすのか」を考えることを大切にしています。
現在募集していること
現在、これらのプロトタイプについて、実用性を検証するためのご意見やご協力を募集しています。
特に、次のような経験をお持ちの方からお話を伺えればうれしいです。
- 小売店や売店での仕入れ・発注
- 観光施設や交通拠点での接客
- 外国人のお客様への対応
- 卸売や商品提案
- POS・在庫管理システム
- 需要予測やデータ分析
- 法人向けサービスの営業・事業開発
「このような機能があれば使いたい」「似た課題を感じたことがある」といった感想だけでも歓迎しています。
実証、共同開発、事業化に関するご相談も、お問い合わせページからご連絡ください。
